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IPv6普及度計測
IPv6普及度計測について
現在、IPv6に関する関心は世界的に高まってきており、IPv6によるインターネットの規模も着実に成長を続けている状況にあります。特に、日本ではすでにIPv6をサポートするネットワーク機器やアプリケーション、インターネット接続サービスも増えてきており、実際の利用環境が整いつつあります。
本調査は、IPv6の利用状況や運用状況等を計測することを目的として、平成15年度から開始された総務省事業に基づき実施したものです。
  • 平成15-17年度:「インターネットのIPv6への移行の推進のための実証及び調査研究に係る請負」
  • 平成18年度-:「IPv6のトラフィック及び利用状況の調査研究の請負」
月次報告
2006年12月
IPv6インターネットの規模

アドレスブロックの割り当てブロック数の推移は、国別には2006年12月現在、米国が最も多い国となっています(グラフ1)。 米国は前月比で増加しており、前月と同様に他国との差をやや広げつつあります。 また、2番目のドイツも前月比で増加しており、3番目の日本、4番目の英国との差をわずかに広げていますが、いずれも順位に変動はありません。
一方、LIRが自身のインフラもしくはユーザに対して割り当てたIPv6アドレスブロック数の推移を、/48を1単位として換算し国別に集計すると、2006年12月現在、日本が最も多い国となっています(グラフ2)。 しかしながら、本調査はWhoisデータベースを利用して集計しているため、登録をしないで利用されているアドレスブロック数は把握できません。 そのため、本データのみを持って他の地域での利用が遅れていると明言できるものではありません。

グラフ1:国別IPv6アドレスブロック数(2006年)

グラフ2:国別IPv6 /48の割り振り数(2006年)

IPv6の移行度

あるIXを通過するIPv4トラフィックとIPv6トラフィックを計測し、その量を比較したところ、前月と比較して目立った変動はなく、現在はあまり顕著に伸びを示していません(グラフ3)。
一方、月内の推移を分析すると、土曜、日曜の比率低下、年末の比率低下など、営業日と休業日の差と思われるによる変動が若干見られ、IPv6インターネットが業務用途でより多く利用されている可能性がうかがえます(グラフ4)。

グラフ3:IXにおけるIPv4とIPv6のトラフィック量の比較(2006年)

グラフ4:IXにおけるIPv4とIPv6のトラフィック量の比較(2006年12月)

IPv6インターネットの安定度・信頼度

BGP4+で広告されているIPv6経路の平均ASパス長の推移を集計したところ、年間を通じて平均AS長が3から5の間に収束しており、またピーク時を除くと3から3.5の間にあることが分かります(グラフ5)。 2006年12月はこの年間平均をわずかに下回っていますが、概ね3ホップ程度であり、傾向は大きくは変わりません(グラフ6)。

グラフ5:BGP4+の平均ASパス長(2006年)

グラフ6:BGP4+の平均ASパス長(2006年12月)

IPv6インターネットの特徴

2ndレベルドメイン別にIPv6/IPv4レコード登録数比率を集計したところ、2006年12月現在、ドメイン種別には、ISP等ネットワーク事業者が用いるadが顕著であり、以下政府機関等(研究機関を含む)向けのgo、地方自治体向けのlg、主に地域向けのgeo、学術機関acと、公共部門が上位を占めています。 一方、ne、or、coといった民間部門(NPO、NGO等の非営利団体を含む)は割合が低くなっています。 この傾向は2006年通年で見られるものであり、状況は2006年12月も変わりません(グラフ7)。

グラフ7:NSの2ndレベルドメイン別IPv6/IPv4レコード登録数比率(2006年)
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